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2015/04/22

ユーザーエクスペリエンスとウェブ高速化でECサイトを最適化する方法

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ECサイトで集客とコンバージョンの向上を考えるとき、ユーザーエクスペリエンスとウェブサイト表示速度の双方を視野に入れて設計し、最適化するべきです。

下記3つの項目は、企業の運営方針によっても多少異なりますが、あなたの目標を達成する上で「ユーザーエクスペリエンス」と「ウェブサイト高速化」に関する最善策を見つけるための重要な検討事項です。


 ・買い物客におけるPCユーザとモバイルユーザの割合
 ・予算およびサイト改善リソース
 ・ECサイトのユーザ体験が最適になるまでやり続ける忍耐力

 

ウェブサイトのデザインを決定する: トラディショナル or レスポンシブ?

ウェブサイトのデザインは、サイトの初期設計および最適化を導き出す上で重要です。傾向的に、どちらかを選択するケースが散見される中、もし従来のサイトとレスポンシブサイトの両方を製作する予算とリソースを持っているならば、レスポンシブサイトとは別に、従来のサイトをさらに充実させることも強力なオプションとなります。そうすることで、いずれかを選択することによるネガティブな影響を受けることなく、PCとモバイルの両方でユーザーエクスペリエンスを改善することができます。

例として、ドミノピザではPCとモバイルでは異なるユーザーエクスペリエンスを設計する必要があるとしています。ドミノピザのモバイルユーザの多くは、ほとんどの注文をモバイルサイトから行っていました。そこでドミノピザは、モバイルユーザの利便性を高めるためにモバイルサイトを最適化しました。つまりこれは、2つの異なるウェブサイトを通じてPCユーザのみならず、モバイルユーザへも質の高いウェブパフォーマンスでより良いユーザーエクスペリエンスを提供することで、売上増加を実現するためのものです。

近年、新たなウェブサイトのデザイン手法として、レスポンシブデザインが多く話題に挙がっています。この手法を用いれば、あらゆる画面サイズに適応してウェブサイトが表示されるため、モバイルサイトを個別に立ち上げる必要がありません。予算が十分ではない場合、レスポンシブデザインは、PCおよびモバイルユーザへのアイキャッチ効果や直感的なユーザーエクスペリエンスを生み出すことができる一挙両得の選択肢となります。

美しさには落とし穴がある:
レスポンシブデザインは、まだ成熟されていない手法であり、ページの読み込みが極めて遅いことが問題視されています。レスポンシブデザインで構築されたウェブサイトは、ページ読み込み時間を速くするための工夫を求められ、これが開発チームの負荷を高めてしまっています。開発チームの負荷を高めることは、開発プロセスの手抜きにつながる可能性もあり、場合によってはサイトダウンを引き起こし、ひいてはユーザの離脱や収益を失うことにもなりかねません。

 

ROIを測る:時間をかけて、”時間とお金”を節約しましょう

ウェブサイトの遅延は、サイトダウンに比べ10倍の頻度で発生しますが、売上の損失という意味では、かかるコストは2倍と言われています。たとえ従来のウェブサイト設計(PC向けとモバイル向けの2つのウェブサイトを運営する)を選び、ウェブサイトデザインをよく理解していたとしても、開発者に対しては遅延しないサイトとするためにも、前もってできるだけ多くの時間をかけて製作をしてもらう必要があります。

ユーザーエクスペリエンスとサイト開発の相互作用について理解するならば、あなたのウェブサイトが買い物客の目にとまり、同時にコンバージョン結果にもつながるような最適化を行うことができるでしょう。

 

ECにおけるユーザーエクスペリエンスを最適化する5つの鍵

1.買い物客の気が散らないきれいに整えられたデザイン
K. I. S. S.(Keep it short and simple)の原則を用いて、ユーザがあなたのサイトに買い物をしに来ていることをいつも意識しておいてください。特に購入プロセス中はポップアップや広告などに気をとられることなく商品選定に集中させるようにしましょう。

2.直観的なナビゲーションと検索機能
買い物客がある特定の商品を探しているならば、直観的なナビゲーションと親切な検索機能でそれを探しあてることができるようにしましょう。サイト内すべてのページでこれらの機能を持たせましょう。くれぐれも、ブラウザのBACKボタンで行ったり来たりさせることのないようにしましょう。

 

3.高画質の写真
オンライン上でその商品が必ずしも自身のニーズに合うかどうかの確信が持てなければ、その買い物客は実際にお店に行って買い物したいと思ってしまうかもしれません。そうならないように、あらゆる角度から商品を見ることのできる高画質な写真を用意しましょう。

4.総額と送料の透明性
オンラインで買い物するうえで最も良くない点は何だと思いますか?それは送料です。買い物客が購入プロセスに入る前にあらかじめ送料、消費税を含めた総額を明示しておけば、あなたのECサイトにおけるコンバージョンも向上するでしょう。

5.ソーシャルメディアやSEOとの融合
ソーシャルメディアとSEOを意識したウェブサイトエクスペリエンスを設計することを心に止めておいてください。たとえば、検索エンジンがあなたのサイトを理解しやすくなるようなHTML要素をコンテンツ管理システムに事前に設定しておいてください。これに加えて、ソーシャルメディア上のあなたのページへのリンクを設置しておくことで、ユーザがどんな場所からもあなたのコンテンツにアクセスできるようにしてください。

さらに、ウェブパフォーマンス領域に関しても、いくつか考慮すべき点があります。

 

ECサイト高速化のための5つの鍵

1.ページ容量を減らし、共通オブジェクトにキャッシュを用いる
サイトを簡素化しておくことやコンテンツのデータ容量を少なくしておくことで、ページの容量を減らすことができます。静的コンテンツをキャッシュして配信することで、通信にかかる時間(TTI、Time to Interact)も短縮されます。

2.クリティカルパスを短縮
開発者は、ウェブサイトにおけるデータ処理順序の決定者です。ページのリクエストおよび表示におけるクリティカルパスは、開発者のコントロール下にあります。この順序は、最も重要な要素が最初に読み込まれ、重要でないものが最後に読み込まれることで、ユーザがショッピングを開始するまでにかかる時間を短縮する賢い方法です。重要度の低い要素は、ページを閲覧するユーザを待たせるのではなく、バックグラウンドで処理させれば良いのです。

3.コードの簡素化
コードを簡素化することで不要なものをすべて取り除き、ブラウザが貴社のサイトを表示させるのにかかる時間を減らしましょう。

4.プログレッシブJPEG、PNG画像を使う
プログレッシブJPEGとは、異なる品質レベルを保有する画像ファイルです。画像の読み込みが進むのに応じて次第に鮮明な画像を映し出します。プログレッシブJPEGのファイルサイズはほとんどの場合通常のJPEGファイルより小さいため、より速く読み込みが可能です。PNGイメージは圧縮画像ファイルであり、こちらもページ上の読み込みを速くするための有効な選択肢です。多くの画像イメージを掲載し、それらを高速化することで、貴社のオンライン買い物客をより満足させることができます。

 

5.CDNの導入について考える
複数の地域へ向けてEC事業を行う場合、CDNを使って個々のユーザにより近いサーバからデータをキャッシュ配信することで、TTIを速くします。これはデータがそのスタート地点(ウェブサーバ)から目的地(ユーザの端末)までに移動する距離を減らし、ページの読み込み時間を減らすことに繋がります。CDNは、静的なコンテンツをキャッシュして配信することで、帯域幅を解放します。

 

ECサイトのパフォーマンスは万能

傾向が把握できましたか?意図的に考えましょう。あらゆる要素にそれぞれの意図を持たせましょう。画素数を数え、ページを常に軽くしておきましょう。ソーシャルメディア、SEOとの融合により、あなたが作り上げた超高速かつ親しみやすいサイトを、ターゲット顧客が容易に見つけられるようにしておきましょう。可用時間、読み込み時間、そしてTTIとコンバージョンの管理に同じくらいの時間を費やしましょう。

とりわけ、すべてはユーザーエクスペリエンスのため、ということを正しく理解し、様々な要素をきめ細かく調整し、それらが舞台裏であなたのサイトへどれだけの影響を与えているかを考慮したうえで、適切に最適化を進めてください。

 

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