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2015/08/13

モバイルフレンドリーなECサイトを作り上げるために必要な5つのこと

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本記事は、米国CDNetworksより、EC向けニュースや情報発信をするウェブサイトである「Internet Retailer」に対して提供された記事を日本語に翻訳したものです。

 

モバイルユーザにとって使いやすいサイトは、シンプルで整然としています。そして、読み込みに時間がかかりません。ここではこれらをどのように成し遂げるか、その秘訣を紹介します。

ここ10年ほどの間にスマートフォンは爆発的に普及し、私たちの生活や仕事、そしてほとんどの業種において、事業に変革をもたらしました。ユーザが長く滞在し購入をしてくれるような競争力のあるECサイトでありたいと考えるならば、ページの読み込み時間が速いことは特に重要です。

 

2014年10月時点で、米国居住者の64パーセントがスマートフォンを保有しています。そのため、スマートフォン上で消費者との接点を開発していくことはとても重要になってきており、実現するための手段はモバイルアプリ、テキストメッセージ、メールマーケティングと多岐に渡っています。

しかし、最先端のマーケティング施策を取り入れる前にまず取り組まなければならないのは、ウェブサイトをモバイルフレンドリーにしておくことです。これは、カスタマーエクスペリエンスの観点から重要であると同時に、Googleの検索結果において上位に表示されるようになるためにも重要なことです。


2015年4月、Googleのアルゴリズムにおいて、モバイルフレンドリーであるかどうかが評価ポイントの一つとして採用されました。レスポンシブデザイン、動的な配信、またモバイル用にサブドメインを用意して別のサイトを構築するなどいくつかの方法はありますが、何らかの方法でECサイトをモバイルフレンドリーにする必要があります。

加えて、スマートフォンを利用するECユーザは、自分に合っていて、速くて、使い方のわかりやすいウェブサイトを求めています。その要求に応えたEC事業者だけが、彼らからの報酬(売上)を得ることができるのです。――NetElixirの調査によると、スマートフォン対応しているECサイトとそうでないECサイトを比べると、スマートフォン対応しているECサイトのコンバージョン率は1.6倍も高いそうです。(注 引用元: Mobile Shoppers convert 160% more often on sites optimized for smartphones


これらの統計からもわかるように、本当にモバイルフレンドリーなウェブサイトには、多くのアクセスが集まり、収益力も高まります。もし既にモバイルフレンドリーなウェブサイトをお持ちだとしたら、それは素晴らしいことです。もしそうでないなら、すぐに取り組みを始めましょう!

 

チャネルを通じた一貫性

モバイルフレンドリーなウェブサイトは、企業のブランドと事業を体現するものです。モバイルを利用したサイトの訪問者にも、他のチャネルと同じクオリティのユーザエクスペリエンスを提供する必要があります。ユーザエクスペリエンスのコンサルタントであるThe Nielsen Norman Groupの分析・発表によると、一貫性は、クロスチャネル・エクスペリエンスを成功に導く4つの重要な要素のひとつだということです。この調査では、モバイルでもウェブでも変わらないユーザエクスペリエンスを提供する企業は、顧客からの信頼と良好な関係を得ることができるであろう、と報告を結んでいます。リサーチャーは、「ひとつひとつの接点はユーザが企業との間に築き上げるユーザエクスペリエンスの一部です。ユーザエクスペリエンスがチャネル別に分断されていたら、ユーザはその企業の信頼性に疑問を持つでしょう。」と述べています。

ルック・アンド・フィールや機能がPC向けウェブサイトと変わらないモバイルプラットフォームを持つことはとても大切なことです。また、ユーザにとってさらに重要なことは、必要な機能をPCでもモバイルでも同じように使えることです。顧客が買う準備ができた時には、それがスマートフォンであろうと、お店であろうと、デスクトップコンピュータであろうと、企業は完全なユーザエクスペリエンスを提供する必要があるのです。

 

ユーザのためのデザイン

モバイルフレンドリーなウェブサイトは、明確な特徴を持っています。デザインが整理されていて、シンプルで、機能的なのです。Googleは、検索アルゴリズムがモバイルフレンドリーなサイトに対して何を求めているか、次の画像を使って説明しています。

Google検索アルゴリズムがモバイルフレンドリーなサイトに対して求めるもの 出典:Google Developers ウェブサイトをモバイルフレンドリーにする理由

Googleは、モバイルフレンドリーアップデートのゴールを次のように設定しています。「このアップデートは、ハイクオリティで適切な検索結果を作り上げることを目的にしています。つまり、テキストはタップやズームをせずとも読みやすく、リンクボタンが適切に配置され、表示できないコンテンツがなく、水平方向のスクロールを行う必要もないウェブサイトをユーザに提供することです」。こういったユーザエクスペリエンスを提供することは、お客様に対する優れたサービスのひとつであり、Googleモバイル検索結果における順位を上げるだけでなく、モバイルサイトのコンバージョンを増やすことにも繋がるでしょう。


ヒント:
・ ウェブサイトの読み込み時間を短くするために、大きく容量の重い画像や写真を削除しましょう
・ CTAボタンやリンクを、指でタップしやすいよう大きくしましょう
・ 本当に必要なカテゴリだけをグローバルナビゲーションにしましょう
・ テキストは要点を絞りましょう

さらに、顧客や見込み顧客が貴社のモバイルサイトを使う最も一般的な場面を想定しましょう。価格を確認しているのでしょうか?実店舗を探しているのでしょうか?カスタマーサービスの電話番号を探しているのでしょうか?こういった想定のもと、必要な機能をモバイルサイトに実装していきましょう。

 

購入プロセスを簡単に

ECサイトにとって究極のゴールは、商品を買ってもらうこと――つまり訪問者を売上に転換、コンバージョンさせることです。購入、はその重要な最後のステップですが、結果論になりがちです。


参考:
最近の調査では、平均してショッピングカートの68%は完了されていません。簡単でセキュアな購入完了プロセスを作ることで、この数字を少しずつ減らしていきましょう。

購入プロセスは可能な限りスムーズに、流れるように進まなければなりません。なぜなら、モバイルユーザは絶え間なく動いているからです。今ミーティングの合間かもしれませんし、病院の待合室、もしかしたら通勤の合間かもしれません。彼らはものごとを速く、直ちに完了させたいため、購入プロセスがシンプルであり、なるべく障壁が少ないことを望んでいます。

ワンクリック購入オプションや、複数ページにまたがらず1ページをスクロールすればよいだけの購入フォームは理想的です。また、ショッピングカートがどのチャネルでも連動して使えたら、企業のウェブサイトをマルチチャネルで使っているユーザにとって、それは大きなアピールになりますよね。

 

速いこと。高いパフォーマンス

ウェブパフォーマンスの重要性は、いくつかの統計値を見ることで簡単に理解することができます。Kissmterics.comが発表している以下の数字をご覧ください。

・ 47%の消費者は、ウェブページは2秒以内に表示されることを期待している
・ 40%のユーザは、3秒以内にウェブサイトが表示されなければ離脱してしまう
・ 1秒のレスポンス遅延によってコンバージョンは7%減少する
・ モバイル端末で検索を行ったユーザの70%が、1時間以内になんらかのアクションを行う

1日に10万ドル稼ぐECサイトならば、1秒の遅延が発生していれば、潜在的に年間250万ドルの売上損失が発生していることになります。EC企業は、どうすればウェブサイトのパフォーマンスが遅いことによる売上損失が発生しなくなるのでしょうか?それは、先ほど示したようなデザイン面の工夫に加え、モバイルサイトが表示される舞台裏をよく理解した対策を施すことの組み合わせによりなされます。

グローバルにビジネスを行っていたり、顧客やビジネス拠点が地理的に離れていたら、コンテンツ・デリバリ・ネットワーク(CDN)やアプリケーション・デリバリ・ネットワーク(動的コンテンツ配信向けのCDN)を検討する余地は十分にあります。CDNサービスは、ホスティングされた大容量のファイルや静的コンテンツをウェブサーバからコピーして代わりにユーザへ配信するため、効率的で速く配信できるようになります。また、中には購入完了プロセスなどのユーザアクションに対応した配信さえ高速化し、カスタマーエクスペリエンスの価値を高めることのできるCDNベンダもあります。
パフォーマンスの遅いウェブサイトほどストレスが溜まり、潜在顧客を失わせてしまうものはありません。

 

傾聴し、発展し続ける

ソーシャルメディア時代の到来により、企業は消費者の声を聞き、関係性とブランドロイヤリティを築き上げる過程を通じて、本当に消費者を知り、対話することができるようになりました。

例えば、7年前、大手コーヒーチェーンのスターバックスは顧客との対話を目的としたプラットフォーム、My Starbucks Ideaを立ち上げました。そこでは、顧客が自分のアイディアを投稿し、他者の提案に対して対話や投票を通じて意見を表明します。そこでは、多くのアイディアが投稿されました。カフェインフリーのチャイ、ランチ用のラップサンド、ココナッツミルクなど、そのうちのいくつかは実際に世界中に展開される店舗で提供されるようになりました。

モバイルの世界も、急速に変化しています。大きな画面、速いネットワーク、モバイル決済が広がっていることなどはそのほんの一部です。そのため、顧客の声や流行に常に注意を払っておく必要があります。

 

まとめ

モバイルやその他の端末におけるカスタマーエクスペリエンスの最適化を図ることは、まるでパズルのようです。モバイルフレンドリーなウェブサイトになるための要素は数百、いえ、数千あるといえます。全てを実行することは難しいでしょうが、カスタマーエクスペリエンスと顧客ニーズに注目し続け、たゆまぬ改善を続けていれば、顧客の幸せというゴールにたどり着くことができるでしょう。

 

CDNetworksはグローバルCDNサービスベンダです。

出典:Five ways to improve your mobile-friendly e-commerce site – Internet Retailer

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