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2015/11/04

WAN高速化とCDNの違い

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WAN高速化とCDNの違い

オフィス間ネットワークを高速化させるWAN高速化ソリューションは、JSOX法や個人情報保護法など、データ管理を一元化する動きの後押しもあり、その利用が進んできました。社内コミュニケーションや業務効率化のためにウェブアプリケーションを利用するうえで、WANにおいて発生する遅延を最小限に押さえることが主な目的です。
しかし、企業のグローバル化やリモートワークの浸透から、ハードウェアベースのWAN高速化ソリューションがそぐわない場面も増えてきました。そこで本記事では、ハードウェアベースのWAN高速化ソリューションとCDNサービスの違いを簡単にまとめ、CDNサービスを利用すべき場面についてご紹介します。
企業内アプリケーションの高速化を検討中の方は是非ご活用ください。

 

ハードウェアベースのWAN高速化ソリューション

WAN高速化ソリューションは、WAN内でやりとりされるデータの交通整理をすることで、帯域幅の逼迫やスループット低下を防ぐものです。大規模拠点間のWANとの出入り口に設置された高速化(最適化と呼ぶ場合も)装置が、データの転送量を削減したりTCPを最適化したりしてWAN回線内のデータの交通渋滞を解消し、ウェブアプリケーション利用時の体感速度を高速化します。
この方法は、大規模なオフィスや拠点間のトラフィックを整理するのには向いています。また、セキュリティ強度を高めたファイル転送を実現するという点でも評価されています。

 

アプリケーションを高速化するCDNサービス

WAN高速化ソリューションがそぐわない場面を考える前に、アプリケーションを高速化するCDNサービスについて紹介します。
CDNといえば静的なコンテンツ(画像ファイルやJS、CSSなど)をキャッシュさせ、ユーザに最も近い配信拠点から配信することでウェブコンテンツ配信を高速化するもの、という理解をされている方も多いかもしれません。これでは動的コンテンツやアプリケーションを高速化させることはできません。しかし、CDNetworksが提供するCDNサービスの一つ「ダイナミック・ウェブ・アクセラレーション」が高速化できるのは、静的コンテンツだけではありません。
CDNetworksが世界中に分散配置するCDN配信プラットフォームには、そのプラットフォーム内の双方向通信を高速化する、独自の技術を搭載しています。プラットフォームの中でもオリジン(アプリケーションが置かれているウェブサーバ)に近い場所にシールドサーバを配置し、ユーザに近いエッジサーバとオリジンに近いシールドサーバの間の通信を高速化する、というものです。そのためにプラットフォーム内の通信はコネクションプーリングやキープアライブ、ウィンドウサイズ調整、リカバリ高速化、圧縮などを行い、TCP通信を最適化しています。そうしてRT数を削減することで、エッジサーバ・シールドサーバ間の通信を高速化します。
つまり、ダイナミック・ウェブ・アクセラレーションを使えば、動的コンテンツやウェブアプリケーションも高速化することが可能なのです。そしてこれは、世界中に数多く存在するCDNサービスベンダの中でも、ごく限られたベンダのみが提供できるサービスです。

 

CDNサービスを利用すべき場面

もし、リモートワークをする従業員が多くなっていたり、小規模なオフィスが世界中に無数に散らばっていたりする場合は、ハードウェアベースのWAN高速化ソリューションではなく、ダイナミック・ウェブ・アクセラレーションのように動的コンテンツやウェブアプリケーションを高速化できるCDNサービスを利用すべきです。
その利点は大きく管理工数とコスト、拡張性に集約されます。
ハードウェアベースのWAN高速化ソリューションは、高速化する対象となるオフィスや拠点が増えれば増えるほどハードウェアを増設する必要があり、設備投資とメンテナンスコストがどんどん膨らんでいきます。また、こうした物理的な装置の設置が必要であるがゆえに、導入準備にもそれなりの時間が必要であるというのは見逃せない点です。
CDNサービスであればその心配は無く、たった数日で導入準備が完了する場合もあります。また、拠点がどんなに増えようとIT管理者の管理工数に変化は無いため、拡張性も高いといえます。
コストの面で、WAN帯域を浪費しないという点にもメリットがあります。ダイナミック・ウェブ・アクセラレーションは、インターネットを利用して高速化したいデータを配信するため、新たにWAN帯域を増やす必要はありません。

ではWAN高速化ソリューションが優れているとされるセキュリティの面ではどうでしょうか?ご安心ください。ダイナミック・ウェブ・アクセラレーションは、パケットデータを解読したり暗号化を解除したりといったことはありません。セキュアな状態となったデータをそのままの状態で配信します。

 

特に海外をまたぐ企業内アプリケーションの高速化について課題をお持ちの方は、是非一度ご相談ください。

>>アプリケーション配信の高速化について詳しくはこちら

>>ダイナミック・ウェブ・アクセラレーションについて詳しくはこちら

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