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2017/10/06

[第2回] いまさら聞けない「CDNとその活用方法」~CDNを支える技術とCDN適用例

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第1回はCDNの仕組みとメリットについて触れました。

第2回となる本稿ではCDNを支える技術とCDNの適用例を紹介します。

 

 

CDNを支えるキャッシュ技術

 

CDNetworksのCDNはキャッシュと呼ばれる技術を利用しています。

キャッシュ技術は利用したデータを再利用する仕組みでインターネットに限らずパソコン内部でも活用されています。

 

インターネットにおけるキャッシュ技術はプロキシサーバというサーバ機能で知られています。CDNサーバはリバースプロキシと呼ばれるサーバ機能で実現しており、不特定多数のサーバに対して機能するプロキシサーバと比べて特定のサーバに対して機能するという違いがあります。

 

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このキャッシュ技術はウェブサーバ(オリジン)とCDNサーバの双方にメリットがあるため、多くのCDNで利用されています。

 

 

具体的なキャッシュの動作

 

ユーザからコンテンツをリクエストされた時、CDNサーバはウェブサーバ(オリジン)からコンテンツを取得し、ユーザへ配信します。そしてCDNサーバはウェブサーバから取得したコンテンツをキャッシュデータとして一定期間保持します。キャッシュされたコンテンツをリクエストされた時、キャッシュ保持期間内であればCDNサーバはウェブサーバから取得せずにキャッシュデータを利用してユーザへ配信します。

 

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キャッシュ保持期間を経過していた場合は、ウェブサーバのコンテンツが更新されていないか確認します。更新されていた場合はウェブサーバからコンテンツを取得し、更新されていなかった場合は既存のキャッシュデータを再び一定期間保持します。

 

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更新頻度が高いコンテンツはキャッシュ保持期間を短くし、更新頻度が低いコンテンツはキャッシュ保持期間を長くすることで、ウェブサーバの負荷を効率よく軽減することができます。キャッシュされたコンテンツは任意で削除する(キャッシュクリアする)ことも可能なので、キャッシュ保持期間が長いコンテンツを差し替えた場合もすぐに反映させることが可能です。

 

 

CDNが適用できるウェブサーバ(オリジン)

 

CDN配信するコンテンツの元となるデータを持つウェブサーバには様々な種類があります。

ここではCDNが適用できるウェブサーバの例と注意点を記載します。

 

■HTTPサーバ

最も基本的なウェブサーバです。ウェブサイト以外にもHTTPを利用したファイル転送にも利用されます。

CDNetworksのCDNはウェブサーバを指定する際にIPアドレス、FQDN(ドメインベースの指定)のどちらも利用できます。

 

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■HTTPサーバ(HTTPSのみ利用可能な場合)

運用ポリシー上の理由でHTTPSしか接続を許可しないウェブサーバがあるかもしれません。

CDNetworksのCDNはHTTPSを利用してウェブサーバからコンテンツを取得することが可能です。またSNI(Server Name Indication)を利用したウェブサーバにも対応しています。

 

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HTTPSでウェブサーバからコンテンツを取得する場合、CDNサーバとウェブサーバで共通するSSL/TLSプロトコルバージョンおよびCipher Suites(暗号スイート)が必要になります。

 

 

■共有レンタルサーバ

共有レンタルサーバは一般的にVirtual Hostと呼ばれる仕組みが利用されています。ウェブサーバへアクセスする際に特定のFQDNをHostヘッダに含める必要があります。

CDNetworksのCDNはウェブサーバからコンテンツを取得する際に利用するHostヘッダを指定することができます。そのためVirtual Hostを利用したウェブサーバも利用できます。

 

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■ウェブサーバを持っていない

ウェブサイトではなくソフトウェアやパッチファイルなどのコンテンツだけを配信したいというケースもあるはずです。

CDNetworksはコンテンツ配信向けのウェブサーバの提供も行っています。そのためサーバ環境を持っておらず、配信したいコンテンツだけがあるという場合も利用できます。

 

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■ブログシステム、CMS(コンテンツ管理システム)

キャッシュさせるコンテンツ、キャッシュさせないコンテンツを考える必要があります。

記事ページのように誰がアクセスしても変わらないウェブページや画像ファイルなどはキャッシュさせます。管理ページはログインアカウントごとに異なる表示をさせるためキャッシュさせないようにします。新着記事の表示など更新頻度が高いコンテンツはキャッシュ時間を短くするとキャッシュデータを効果的に利用することができます。

 

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■ ECサイト(通販サイト)

キャッシュさせるコンテンツ、キャッシュさせないコンテンツを考える必要があります。

ショッピングカートのように利用者ごとに表示される内容が変わるコンテンツ(動的コンテンツ)をキャッシュさせてはいけません。ECサイトは動的コンテンツが比較的多いため、判断が難しい場合はロゴや商品画像といった画像ファイルやjsファイルなど静的コンテンツ(共通に表示されるコンテンツ)であることが明らかなコンテンツのみキャッシュさせるようにします。

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■ 動画配信サーバ

HLS(HTTP Live Streaming)やMPEG DASHなどのHTTP-StreamingはHTTPを利用した配信なのでCDNのキャッシュ技術を利用することが可能です。CORSやFlashクロスドメインポリシーファイル(crossdomain.xml)に対応しているのでJavaScriptやFlashベースのウェブプレイヤーで再生することができます。

CDNetworksのCDNは動画ファイルをHTTP-Streaming向けに変換して配信することができるストリーミングサーバをオリジンとして用意しています。動画ファイルをストリーミングサーバへアップロードするだけでHTTP-StreamingをCDNで配信することができます。

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キャッシュさせてはいけないコンテンツに注意

 

「リアルタイムで変化する情報」や「アクセスするたびに情報が変わるページ」や「アクセスする利用者ごとに異なる情報が表示されるページ」などの”動的コンテンツ”はキャッシュすべきではありません。特にログインを伴うウェブサイトでは他のログインユーザの情報がキャッシュされ、閲覧できてしまう危険性があります。複雑なウェブサイトで判断が難しいという場合には、画像ファイルやjsファイルなどの”静的コンテンツ”をCDNで配信することからまず始めてみてはいかがでしょうか?

 

 

CDNetworksのCDNサービス

 

CDNetworksは日本国内はもとより、世界中に配信プラットフォームを展開しており、お客様はそれらをいつでも手軽に利用することができます。さらにCDNetworksは、政府による厳しい運用体制を求められる中国内にも配信プラットフォームを保有している数少ないグローバルCDNプロバイダでもあります。また日本のお客様の技術サポートは日本法人の技術担当が対応します。そのため日本語による電話・メールのサポートが受けられます。

 

技術的なことに明るくない方も安心してCDNをご利用いただけるよう十分なヒアリングを行い、最適なサービスを提案いたします。静的コンテンツのキャッシュを利用した一般的なCDN配信から、扱いが難しいキャッシュできない動的コンテンツのCDN配信まで、すべてに対応することができます。ご検討の際にはぜひお気軽にお問い合わせ下さい。

 

>> プロダクト紹介①:静的コンテンツのCDN配信はこちら

>> プロダクト紹介②:動的コンテンツのCDN配信はこちら

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株式会社シーディーネットワークス・ジャパン TEL:03-5909-3373(営業部)

 

 

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